西荻窪駅からすぐの老舗ラーメン店「はつね」の看板メニュー、タンメンです。普通盛りと大盛り、それぞれ別の機会に注文しました。1961年(昭和36年)創業という長い歴史を持つ店で、駅前の路地に佇む小さな店構えながら、今もなお多くのラーメンファンに支持され続けている名店です。
- 1961年(昭和36年)創業、西荻窪駅すぐの老舗
- 看板はタンメン
- 営業は17時ごろまで、売り切れ次第終了
- 日曜・月曜休み、支払いは現金のみ
タンメンは、鶏や豚などでとったスープに、キャベツ・もやし・にんじんといった野菜を炒めて盛り付けた、塩味ベースが定番の中華麺料理です。中国の湯麺(タンメン)とは異なり、実は日本で生まれた料理とされており、昭和30年代に横浜で誕生し関東を中心に広まったという説が知られています。中国から引き揚げてきた料理人が、現地の家庭料理をヒントに日本人向けにアレンジしたのが始まりともいわれ、野菜がたっぷり摂れる一杯として全国に定着しました。「はつね」のタンメンは、その中でも透明感のあるスープと丁寧に炒められた野菜の食感が際立つ一杯として知られています。


透き通ったスープに野菜のシャキシャキ感がよく合っていて、美味しかったです。最高に美味しいタンメンでした。大盛りにしてもスープの美味しさが薄まらず、ボリュームも満足できます。
2人で来店したときは、タンメン大盛りともやしそばを1つずつ注文して半分ずつシェアしました。「うまい、後味最高」とのことで、この日もスープの評判どおりの満足度でした。


別の日にも2人で来店し、もやしそば大盛りとチャーシューワンタン麺大盛りを頼みました。タンメン以外の麺も、同じ丼とレンゲで出てきます。


普通盛りと大盛りの違いは、主に麺と野菜の量にあります。普通盛りでもボリュームは十分にありますが、大盛りにすると野菜のシャキシャキ感を最後まで楽しめる量が加わり、しっかりお腹を満たしたいときに向いています。どちらを選んでも、スープの味わいが薄まることなく楽しめるのが「はつね」のタンメンの魅力です。
評判
食べログの評価点数は3.78点、投稿されている口コミ件数も1,800件を超えており、西荻窪エリアを代表するラーメン店として長く支持されていることがうかがえます。今回、食べログとGoogleマップに寄せられた口コミを数十件読み込み、味・接客・混雑・コスパ・店内の雰囲気について傾向を整理しました。
味の評判
食べログの「タンメン単品への評価がここまで高いラーメン店は珍しい」という趣旨の投稿もあり、タンメン専門店に近いメニュー構成でありながら幅広い層から支持されている点が特徴として語られています。
スープについては「澄み切った黄金色で、あっさりながらコクと野菜の甘みが凝縮されている」という趣旨の口コミが非常に多く見られました。塩加減が絶妙という評価も目立ち、あっさりしているのにパンチがある、滋味深いコクがあるといった表現が繰り返し登場します。鶏ベースのスープに野菜の旨味が溶け込んでいる点を評価する声が中心で、化学調味料に頼らない優しい味わいと表現する投稿も複数見つかりました。
野菜については「シャキシャキ」「たっぷり」という言葉がほぼすべての口コミに共通して登場するほど、評価が一致しています。キャベツ・もやし・にんじんを中華鍋で手早く炒める調理法が食感の良さにつながっているとみられ、野菜の甘みそのものを評価する声も多く見られました。麺は細めでスープとの相性を評価する意見が散見され、あくまでも脇役として野菜とスープを引き立てているという受け止め方が多いようです。「今までに食べたことのないタンメン」「感動の一杯」といった強い言葉で絶賛する口コミも複数あり、タンメンという一見シンプルな料理の完成度の高さに驚く声が目立ちました。「昔ながらの味が進化していない」ことをポジティブに評価する口コミも多く、老舗ならではの安定感が支持されている様子がうかがえます。味に対する明確な否定的評価はほとんど見当たりませんでした。
接客
接客については「店主と店員の丁寧な対応」「人柄の良さが伝わる」といった趣旨の口コミが目立ちました。カウンター6席のみの小さな店で、目の前で野菜を炒める様子を見ながら待てる造りになっており、「一杯一杯丁寧に作っている」「黙々と仕事をされている」という職人気質を評価する声も多く見られます。派手な会話や愛想の良さというよりも、真摯にラーメン作りに向き合う姿勢そのものが評価されている印象で、老舗らしい落ち着いた接客に安心感を覚えるという趣旨の投稿も見つかりました。
混雑・行列
混雑に関する言及は非常に多く、「開店直後や平日でも待ちが発生する」「土曜日は10人前後の行列ができる」といった趣旨の口コミが繰り返し見られました。待ち時間については15分から40分程度という記載が多く、25分前後という報告もあり、時間帯によって幅があるようです。カウンター6席という客席の少なさに加え、野菜を一つ一つ丁寧に炒めてから仕上げる調理スタイルのため、提供に時間がかかることも行列の一因とみられます。スープがなくなり次第終了する営業スタイルのため、早めの来店を勧める趣旨のコメントも多く見られました。一方で「並ぶ価値がある」「待ってでも食べたい」という声が大半を占めており、待ち時間の長さをネガティブに捉える口コミは少数派という印象です。
コスパ
価格については「タンメン850円前後、ワンタンメンも850円程度」と1,000円未満で楽しめる価格帯が評価されています。「優れた価値」「この内容でこの値段は安い」といった趣旨の口コミが多く、野菜のボリュームとスープの完成度を考えると割安という受け止め方が主流です。メニューがタンメン中心とシンプルなぶん、価格帯も分かりやすく、コスパに対する不満はほとんど見当たりませんでした。
店内の様子・客層
カウンター6席のみのこぢんまりとした店内について、「昭和レトロな雰囲気」「潔い」「ノスタルジック」といった趣旨の表現が多く見られました。一人客も入りやすい環境という評価が目立ち、リピーターが多い傾向があることも口コミ全体からうかがえます。西荻窪駅からすぐの路地にひっそりと佇む立地で、行列がその場所を教えてくれるという趣旨のコメントも見られ、地元で長く愛されてきた店らしい親しみやすさが伝わってきます。
評価が分かれる点
圧倒的に高評価が多い一方で、いくつか留意点として挙げられている口コミもあります。もっとも多いのは待ち時間の長さで、混雑時には30分以上並ぶこともあり、時間に余裕がないと利用しづらいと感じる人もいるようです。またカウンター6席のみで相席が前提になりやすく、一人で落ち着いて食べたい人には向いているものの、複数人での利用にはやや不便という趣旨の声も見られました。メニューがタンメンとワンタンメン、もやしそばなど数種類に絞られているため、選択肢の少なさを物足りなく感じる口コミもわずかにありましたが、シンプルさこそがこの店の魅力という受け止め方の方が優勢でした。
老舗ならではの評判
「はつね」は食べログの「ラーメン百名店」に複数年連続で選出されている実績があり、その実力は口コミの数と評価点数の高さにも表れています。メディアの取材をあまり受けない店としても知られていますが、口コミの中には「東京で一番のタンメン」と評する投稿もあり、派手な宣伝をせずに一杯一杯を作り続ける姿勢そのものが長年のファンの支持につながっているようです。15時を過ぎると客足が落ち着くという口コミも複数見られ、行列を避けたい場合の狙い目として言及されることがありました。
総括
数十件の口コミを通して見えてきたのは、澄んだ塩スープとシャキシャキの野菜という一見シンプルな組み合わせに対する評価が驚くほど一致している点です。行列や待ち時間の長さに触れる口コミは多いものの、それを上回る満足度を語る声が大半を占めており、1961年創業という歴史の重みと味のぶれのなさが、長年変わらぬ人気を支えている理由といえそうです。
メニュー・価格帯の目安
「はつね」はタンメンを看板に、ワンタンメンやもやしそばなど数種類に絞ったメニュー構成も魅力のひとつです。価格の目安は次の通りです。
- タンメン(普通盛り): 800円前後
- タンメン(大盛り): 900円前後
- チャーシュートッピング: +350円前後
細かなメニュー表は公式に公開されていないため、価格は訪問時期によって変動する可能性があります。支払いは現金のみで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済には対応していません。1,000円未満で満足度の高い一杯を味わえる点も、口コミでリーズナブルと評価される理由のひとつのようです。
店舗情報
来店の際の参考に、基本情報を以下にまとめました。
- 店名: はつね
- 住所: 東京都杉並区西荻南3-11-9
- アクセス: JR中央線 西荻窪駅からすぐ
- 営業時間: 11:00〜17:00頃(売り切れ次第終了)
- 定休日: 日曜、月曜
- 電話番号: 03-3333-8501
- 座席: カウンター席のみの小規模な店舗
- 予算の目安: 1,000円未満
- 支払い方法: 現金のみ
- 備考: スープがなくなり次第終了、食べログ百名店選出歴あり
タンメンと似た料理の違い
| 料理 | スープ | 野菜の扱い |
|---|---|---|
| タンメン | 塩味の澄んだスープ | 炒めた野菜をのせる。野菜が主役 |
| 塩ラーメン | 塩味 | 野菜は必須ではない |
| ちゃんぽん | 豚骨や鶏がらの白湯 | 野菜と魚介を炒めてスープごと合わせる |
| 野菜ラーメン | 店による | 既存のラーメンに野菜を追加する形 |
野菜の量を数字で見る
成人の1日の野菜摂取量の目標は350グラムですが、令和5年の調査では平均256.0グラムにとどまっています。タンメン1杯で不足分の多くを補える計算になります。
出典 厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査」、健康日本21(第三次)
創業、メニュー、混雑、支払い、店名の由来
「はつね」はいつ創業したお店ですか?
1961年(昭和36年)創業と伝えられている老舗のラーメン店です。西荻窪の地で長年営業を続けています。
メニューはタンメンだけですか?
看板メニューはタンメンで、普通盛りのほかに大盛りも用意されています。タンメンのほかに、もやしそば、ワンタンメン、チャーシューワンタン麺なども注文できます。数種類に絞ったメニュー構成も、この店の特徴のひとつです。
予約はできますか?
予約を受け付けていないという口コミが多く、来店した順に並んで待つスタイルが基本のようです。
混雑する時間帯はありますか?
昼どきを中心に混雑しやすく、開店前から行列ができることも多いようです。スープがなくなり次第終了となるため、早めの来店が安心です。
支払い方法を教えてください。
現金のみの対応で、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済は利用できないという情報が確認できます。会計時は小銭を用意しておくと安心です。
駐車場はありますか?
店舗専用の駐車場は確認できませんでした。西荻窪駅からすぐの立地のため、電車での来店がおすすめです。周辺にはコインパーキングもあります。
一人でも入りやすいお店ですか?
カウンター席のみの小さなお店のため、一人でも入りやすい雰囲気です。座席数が少なく、混雑時は相席や少し待つことになる場合もあります。
店名の由来はありますか?
先代の母親の名前が店名の由来と伝えられています。老舗ならではのエピソードのひとつです。
タンメンというメニュー自体の発祥はどこですか?
タンメンは中国由来の料理ではなく、昭和30年代に横浜で生まれ、その後関東を中心に広まったとされる日本発祥の中華麺料理です。「はつね」は、その中でも1961年から続く歴史ある一軒として知られています。
どんな人におすすめのお店ですか?
化学調味料に頼らない優しいスープの味わいや、シャキシャキの野菜の食感を楽しみたい方におすすめです。老舗ならではの安定した味を求めるラーメンファンからも評価されています。
野菜の切り方にこだわりがあると聞きました。
キャベツは芯を取ってから、外側は細く、内側にいくほど少し太めにと部位ごとに切り分けたうえで、切り終えてから全体を混ぜて食感のばらつきをなくしているという紹介記事があります。こうした丁寧な下ごしらえが、シャキシャキとした食感につながっているようです。
食べログの百名店には何回選ばれていますか?
5年連続で「ラーメン百名店」に選出されているという情報があります。取材をほとんど受けない店ながら、長年にわたり高い評価を維持しているお店です。
比較的空いている時間帯はありますか?
15時を過ぎたあたりから客足が落ち着いてくるという情報があります。昼どきの行列を避けたい場合は、この時間帯を狙ってみるのもよさそうです。
まとめ
西荻窪駅からすぐの場所で1961年から営業を続ける「はつね」は、澄んだ塩スープとシャキシャキの野菜が織りなすタンメンが看板の老舗です。普通盛り・大盛りのどちらを選んでも、野菜の食感とスープの美味しさをしっかり楽しめる一杯でした。カウンター席のみの小さな店ながら、食べログ百名店にも選ばれるほどの実力店です。行列ができることも多いお店ですが、西荻窪を訪れた際にはぜひ味わってみてほしいタンメンです。普通盛りで軽めに楽しむか、大盛りでしっかり満足するか、お腹の空き具合に合わせて選んでみてください。
このエリアの店をまとめて見るなら西荻窪のラーメン店7選もあわせてどうぞ。系統と営業時間で比較できます。
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同じ西荻窪エリアで、系統の違う一杯を出している店です。食べ比べの候補としてどうぞ。
タンメンという料理そのものの成り立ちや、塩ラーメンとの作り方の違いはタンメンの基礎にまとめています。